鶯徳利・猫
Highlight
年代不明
産地不明
六角柱がポピュラーな鶯徳利の中で、中央が丸く刳り貫かれた独特な形をし、愛らしい姿の猫があしらわれているものの中で、般若の面のものがある。上面には鶯らしきものも乗り、ひと目で鳴き徳利であることがわかる。
背面にもエアブラシのような色付けに盛上がった雲が施される。
いくつもの色目が存在し(所蔵品の中では4種類)、また同じ絵柄の盃(笛盃)、皿が存在する。恐らくいくつかの組で販売されていたもののようである。
愛らしい猫の姿に酒の席が楽しくなる鶯徳利
野中氏所蔵の中でも一番とも言えるほど数が揃っている形の徳利。
それぞれの色の付け方が違うので、ひとつひとつ受ける印象が違うのが面白い。